人見アカデミー

ごあいさつ


大学受験の失敗を機に家出し、職を転々としつつ、


しかし心はずっと哲学していました。


なんかさみしいとはなにか？


なんかちがうとはなにか？



24浪のすえ入学した大学の哲学科を特待生＆首席として卒業する頃、


その問いの答えを得ました。



どうじに、学問の世界では語られることのない哲学がこの世に存在することを知りました。



おちこぼれという、感覚にしか還元できない心的状態は



学問の世界だけでは解明できないのだと――。



やがて中島義道先生の哲学塾に入り、ラカンの精神分析哲学などを学ぶうちに



じつはなぜおちこぼれたのか？


いかにすればおちこぼれという烙印を押されたまま「ふつう」に生きてゆけるのか


といった問いの答えが少しずつわかってきました。



ここから先は、おちこぼれとして生きるあなたとともに


考えていきたいと思っています。



ヴィクトール・フランクルが強制収容所での体験を踏まえて



カウンセリングしたように、



わたしも学問的知識だけでなく



30年間のおちこぼれ体験をもとに「臨床」的に



やっていきたい。



そのように考えています。